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【広告主様向け】
クローズドASPとは?特徴と使うメリット

アフィリエイト広告を扱うASP(Affiliate Service Provider)を事業とする会社は複数あるため、アフィリエイト広告を出稿したいと思った際にどこに相談すれば良いか迷ってしまう広告主様も多いのではないでしょうか。

通常、登録されているサイトの種類や数、得意な広告ジャンル、初期費用・月額利用料の有無などでASPを比較することが多いと思いますが、今回はちがった角度からサービスを比較したいと思います。「オープンASP」「クローズドASP」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?それぞれ概要や特徴をお伝えしていきます。

ASPを選ぶ際の参考に、ご覧ください。

オープンASPとクローズドASP

「オープンASP」とはサイトやブログ等を持っていれば基本的には誰でも媒体登録できるASPのことで、「クローズドASP」は限られた媒体様しか登録できないASPのことです。つまり、オープン/クローズドという言葉は媒体様に対してどのように募集を行っているかを指しています。

オープンASP
基本的には誰でも登録できるASP。Web上で検索すれば会員登録のURLが出てきます。
クローズドASP
スカウトもしくは紹介者がいる媒体様のみ登録できるASP。公でサイト募集は行っていません。

ASP最大手と言われるA8.net(株式会社ファンコミュニケーションズ様)、日本で一番歴史の長いValueCommerce(バリューコマース株式会社様)、老舗のAccesstrade(株式会社インタースペース様)など、名前の知られたこれらのASPはオープンASPに該当します。
オープンとはいってもそれぞれ登録時の審査基準があり、サイトによっては登録できないこともありますが、誰もが媒体登録の申請ができるようになっています。

これに対してWeb上で媒体登録の申請ができず、ASPからのスカウトや、紹介等でしか利用できないASPがクローズドASPです。RENTRACKS(株式会社レントラックス)felmat(株式会社ロンバード様)がそれに該当します。

元々はASPにオープン/クローズドの概念はなく、後にレントラックスやfelmatなど、一部の媒体様しかサイト登録できないクローズドのASPが出てきたことで、それに対比する形でA8.netやValueCommerceなどがオープンASPと呼ばれるようになったと言われています。

それぞれの特徴

媒体様に対して登録の募集をオープン行っているか・クローズドで行っているかにより、以下のような違いが出てきます。

【オープンASPの特徴】
  • 登録サイト数が多い
  • 初心者~上級者まで、幅広い層の媒体様のサイト登録有り
【クローズドASPの特徴】
  • 審査基準をクリアした媒体様のみサイト登録が可能(獲得力がある等)
  • 数を絞り、サポートやコミュニケーションの頻度が高い(傾向がある)

もちろん、ASP各社それぞれ方針や体制等異なりますので一概には言えませんし、オープンASPのサポートが薄いと言いたいわけではありません。大手や老舗になるとカスタマーサポートの体制も整っています。

では一部のASPがクローズドでサービスを展開している意味は何だろう?そんな疑問も湧いてくるかもしれません。そこでここからは、クローズドASPにはどんなメリットがあって、どんな広告主様に利用を検討いただきたいかを簡単にご説明させていただきます。

掲載先がコミュニケーション取れる媒体様中心になる

クローズドASPの特徴は、成果獲得力のある有力な媒体様の登録が多く、掲載先がしっかりコミュニケーションが取れる方が多くなるのがメリットです。

アフィリエイト広告は、自社で作成したLPやバナーをそのまま出稿する他のWeb広告とは異なり、第三者である提携先の媒体様が記事を書き広告するという特性上、表記や掲載方法に注意を払う必要があります。

あまりイメージが湧かないかもしれませんが、アフィリエイト広告を掲載する媒体様の中には連絡が取りにくく、やり取りが難しい方も実は存在します。
Webサイトやブログさえ持っていれば誰でも始められるアフィリエイト広告。その参入ハードルの低さから様々な方が取り組んでいるため、本業で忙しくてレスが難しい、普段メールを見る習慣がない、など事情は色々です。

仮に誤った表現などで広告掲載されている場合、修正依頼をしても応じてくれない、そんなことがあると困ってしまいます。そのような媒体様とは提携解除をすれば問題ないのですが、そういった媒体様があまりに多くなると運用リソースがかかり、本来注力すべき業務(成果を伸ばすことなど)に集中できないなんてことにもなりかねません。

ユーザー様に誤解を与えない表現で広告する重要性は法規制の観点からも近年ますます高まっています。そのためどのサイトでどのような掲載方法がされているか、媒体管理は運用上非常に重要な業務です。

そのような背景もありますし、以下のような考えに合致する広告主様は、クローズドASPの利用を視野に入れても良いかもしれません。

  • 広く掲載をしていくよりも、スモールスタートしたい広告主様
  • 媒体管理のリソースを軽減したい広告主様
  • リスクマネジメントの観点から掲載するサイトを絞りたい広告主様

など

差別化ポイント・サポート力にも注目

クローズドASPのもう一つの特徴と言えるのが、人の手によるサポートに力を入れているという点です。基本的には広告主様・媒体様双方に対してのサポート力を指していますが、ASPにより細かい考えや戦略、どちらに力を入れているかは違いがあるかもしれません。

繰り返しになりますがオープンASPもサポートはしっかりしていますし、広告や媒体数の多さに応じた対応体制が確立しています。ただ少し前には媒体様にサポート担当が付きにくかったり、ASPシステムの使いやすさを優先して追求し、広告主様/媒体様には自らで管理画面を使ってもらいながら、分からないことがあったらカスタマーサポートに質問できる、そのような使い方が主流というところもありました。

その点クローズドASPは、後から市場に参入したASPということもあり、どちらかというと広告掲載を人の介在によりスピーディーに促進していくことを強みとしてサービス提供している傾向があります。広告主様/媒体様それぞれに担当者がつき、広告掲載の提案をしたり、掲載するための単価交渉をして能動的に働きかけ掲載数を増やしていくイメージです。
クローズドのサービスにより媒体数や広告数を絞っていることでそういったコミュニケーションの手厚さを実現しています。

  • 掲載先選定や最適な掲載促進方法の検討をASPと相談しながら決めていきたい広告主様
  • すでに他ASPを利用しているが担当者がおらず、アフィリエイト広告について相談しにくい環境にいる広告主様

上記に該当する方は、クローズドASPの導入をご検討いただくことで新たな掲載先発掘の足掛かりになるかもしれません。

自社のリソースやマーケティング戦略に合致したASP選定を

今回はクローズドASPの説明と特徴をご紹介しました。一口にクローズドASPと言っても何社もありそれぞれ方針が異なるため、各社にお問い合わせをしながらじっくり自社に合うASPを見極めてみてください。

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