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アフィリエイト広告×SEOサイト
SEOサイトの特徴や掲載方法などご紹介

アフィリエイト広告には様々な掲載先があり、それぞれ特徴や訪れるユーザー(消費者)様の層、掲載するメリットなどが異なります。

今回は、掲載先の定番「SEOサイト」について、特徴やメリット・デメリットなどを説明させていただきます。 アフィリエイト広告を開始したけど、どこに掲載すれば良いのか分からないというお悩みを持つ広告主様の参考になれば嬉しく思います。

アフィリエイト広告の概要についてはこちらの記事もご覧ください。

SEOサイトとは?

SEOサイトとは、Googleなど検索エンジンの検索結果画面で表示される、Webメディアの総称です。

例えば皆様も日常生活の中で、明日の天気が知りたいときや、冷蔵庫の買い替えを検討していてどのメーカーが良いか情報を得たいと思ったときなど、ごく自然にパソコン・スマートフォンを使ってGoogleやYahoo!から、調べ物ができるのではないでしょうか。

仮にGoogleを使って検索窓に「明日の天気 東京」と入力し、情報を探した際、検索結果画面には複数のWebサイトが表示されます。このときに出てくるWebサイトたちのことを、アフィリエイト広告業界では一括りに「SEOサイト」「SEOメディア」と言っています。ユーザー様が日々検索をして閲覧するWebサイトの中に、アフィリエイト広告の掲載ができるサイトも存在しているのです。

検索エンジンは、特定のキーワードで情報検索された際、検索されたワードからユーザー様の意図を読み取り、検索意図に沿ったサイト、できる限り役に立つ情報を網羅したサイトを検索結果画面に出すように努めています。例えば「一人暮らし 冷蔵庫 おすすめ」と入力して情報を探せば、「一人暮らし向けのおすすめの冷蔵庫が知りたいユーザー様」へ、複数メーカーの冷蔵庫を比較したWebサイトや、部屋の広さに合ったサイズを教えてくれるWebサイトなどが出てくるでしょう。

SEOサイトの頭にある「SEO(えすいーおー)」とは、Webサイトの運営者様が検索エンジンでサイトへ訪れるユーザー様を増やす施策のことです。ユーザー様が情報検索した際、検索結果画面の上位に自分のサイトが出れば多くのアクセスが見込めます。そのため、Webサイトを持つ運営者様はみんな、検索結果画面で自分のサイトが上位表示できるように、SEO対策を行いながらWebメディアを運営しています。

SEO(Search Engine Optimization)
日本語で検索エンジン最適化。Googleなど検索エンジンで、特定のキーワードで情報検索された際に、検索結果画面の上位にサイトを表示させるための施策。
SEO対策の一例:
  • 検索意図に沿った良質な記事を作る(ユーザー様が知りたい情報を網羅する等)
  • ユーザー様が巡回しやすいサイト構成にする
  • 他のWebサイトにリンク(引用)してもらう

など

なお、検索エンジンの検索結果画面には、「広告」とついたWebサイトも出てきますが、アフィリエイト業界で「SEOサイト」という場面では、この広告サイトは除外して指していることが多いです。広告とつくWebサイトは、リスティング広告という広告メニューを使って、検索結果画面に上位で掲載されるように出稿している仕組みです。
SEO施策で検索結果画面へ上位表示しているというよりは、広告出稿によりユーザー様のアクセス・流入を得ているため、「リスティングサイト」「リスティング媒体様」へ区分されます。

SEOサイトの種類

一口にSEOサイトと言っても、その種類は様々です。サイトの構成も違えば、どういったキーワードで検索結果に上位表示させているのか、アクセスの集め方など様々異なる点があります。まずサイトの構成について、アフィリエイト広告が掲載できるSEOサイトは、大きく分けて以下の2パターンがメインになります。

①比較サイト

SEOサイトの中で特に代表的なものが比較サイトです。複数の商品/サービスを比較したり、ランキング付けして紹介しているサイトの総称です。例えば「脱毛サロン 渋谷」で検索すれば、渋谷にある脱毛サロンがいくつも載ったWebサイトが出てきますが、その一部はアフィリエイト広告を利用してサロンの紹介をしています。比較サイトは、法人で事業として運営されているものが多くあります。

②ブログ

ブログも、SEOでアクセスを集めているケースがあります。運営者の方が一人で得意なものや好きなものを紹介していたり、事業目的ではなくあくまで趣味のアウトプットのために運営していたり、比較サイトと少し毛色やコンテンツが異なります。SEO以外、SNS等でも集客をしていることもありますが、アフィリエイト広告業界で言う「SEOサイト」の中には、ブログが含まれていることもあります。

キーワードの検索ボリュームと検索意図

ユーザー様が情報検索の際に入力するキーワードは無数にあるため、SEOサイトはそれぞれ、Webサイトにアクセスを集めているキーワード・SEO対策しているキーワードが異なります。例えばスポーツジムの契約を考えているユーザー様の中には、「ジム おすすめ」という大まかなキーワードで検索する人もいれば、もっと限られたキーワード「ジム 筋トレ 女」「女性におすすめのダイエットジム」「ジム 渋谷 比較」等で情報を探す人もいます。これらのキーワードで情報検索をすると、検索結果にはそれぞれちがうサイトが出てくるようになっています。

広告主様が広告を掲載するサイト候補を探す際には、知っておいていただきたいのが「キーワードの検索ボリューム」と「検索意図」の2つです。以下、それぞれ詳しく解説します。

キーワードの検索ボリュームについて

Webマーケティングの業界では、検索される回数の多さ(検索ボリューム)によりキーワードを区分しています。

ビッグキーワード
多くの人が検索する、検索回数の多いキーワード。月間検索数1万回以上が目安。
ミドルキーワード
検索回数が中程度のキーワード。月間検索数5,000回前後が目安。
スモールキーワード
検索回数がそこまで多くないキーワード。月間検索数1,000回未満が目安。
ロングテールキーワードとも言います。

ビッグキーワードはユーザー様がよく検索する人気のキーワードと言えます。そのため、Webサイトの運営者様側は、ビッグキーワードの検索結果でサイトを上位表示させることができれば、多くのアクセスが集められます。アクセスが多く見込めるということは、広告の成果を含め、ビジネスの成果を出しやすいことにつながりますので、一般的に競合性が高い(SEO対策して上位表示を狙うWebサイトが多い)傾向があります。逆に、検索回数が少ないスモールキーワードは、検索結果で上位表示しても集められるアクセス数は少なめですが、その分競合サイトは少ない傾向があり、上位表示自体は狙いやすくなります。ミドルキーワード〜スモールキーワードの検索結果では、ブログや個人運営のサイトも多くなり、ビッグキーワードは法人の運営者様が予算や時間をかけて作った記事が多くなる傾向があります。

広告主様がSEOサイトに広告を載せる際には、特にどこへ掲載すべきということはなく、ビッグキーワード上位のサイト〜スモールキーワードのサイトまでまんべんなく掲載できるのが一番ベストです。

ただ、ビッグキーワードで上位のサイトほど、多くのユーザー様の目に付くため掲載を希望する広告主様が多く、広告枠に対する競合性が高いです。そのため掲載の難易度は上がる傾向があります。アフィリエイトの成果数もやはりアクセス数が多いサイトのほうが多く見込めますが、掲載すると案外、ミドル〜スモールキーワードのほうがCVR(広告がクリックされてからの成約率)が高くなることもあります。それは、次に説明する検索意図の観点からもそういった違いが出てきます。

検索意図について

広告掲載の候補サイトをキーワードから探す際、これまで説明した検索ボリュームに加え、そのキーワードの検索意図と、自社商品/サービスが検索意図に沿った課題や悩みを解決できるかどうかを考える必要があります。

例えば、ダイエットに強いスポーツジムを広告する場合。「簡単なダイエット」と検索しているユーザー様に向けて広告を出しても、あまり効果に結びつかないかもしれません。「簡単な」というフレーズでは、手軽にすぐできるダイエット方法を探している意図が含まれており、ジムの入会はハードルが高いと感じられる可能性があるからです。それであれば、検索される回数は劣っても、もう少しターゲットに合う細かいキーワードで集客しているサイトを探して広告を出したほうが、入会につながるかもしれません。もちろん、「簡単なダイエット」と検索するユーザー様の中には、ジムの入会が見込める方が含まれていることもありますし、広告の仕方等によってその申込ハードルも変わるため、掲載して効果がないとは言い切れません。
同じキーワードであってもユーザー様によって検索意図はそれぞれ異なるため、できれば様々なキーワードで上位のサイトに掲載してみて、CVR等のデータを図り、効果検証をするのがおすすめです。

このように、アフィリエイト広告の効果を出すためには検索ボリュームと検索意図の両面から自社のマーケティング活動に合うキーワードを考えていくことが必要です。多くのユーザー様に広告を見てもらうという観点であればもちろん、ビッグキーワードで上位のサイトへ掲載できたほうが良いですが、それだけでなく、より広告に合うニーズが具体化したミドル~スモールキーワードのサイトも探し、そこへの掲載も増やしていくことが成功への近道になります。

SEOサイトへ掲載するメリット

SEOでアクセスを集めているサイトへ掲載するメリットは、主に3点挙げられます。

①顕在層へ広告表示できる

検索エンジン経由でWebサイトへアクセスするユーザー様は、何かを解決したいと思ってキーワードを打ち込み検索するという行動を起こしています。そのため、悩みやニーズが顕在化している層ということができます。ニーズが顕在化している方、つまり購買見込みが高いユーザー様にアプローチできるという点がSEOサイトに広告掲載する一番のメリットです。特にアフィリエイト広告については、商品購入やサービス申し込みなど、新規顧客様の獲得を主な目的とした広告手法です。その意味でもSEOサイトとの親和性が抜群です。

アフィリエイト広告は日本でスタートして20年以上経ちますが、その歴史は常にSEOサイトによる広告掲載に支えられてきました。マーケティング施策の一つとしてアフィリエイト広告を開始した際には、SEOサイトは必ず押さえておきたい媒体です。

②競合他社の商品/サービスと比較しながら紹介してもらえる

商品/サービスをPRしていきたいと思った際、自社のホームページやECサイトでは様々な問題とリスクがつきまとうため他社商品との比較ができません。自身の会社だけだと言えることや出来ることがどうしても限られてしまうのに対し、第三者様が運営する比較サイトへアフィリエイト広告で掲載できれば、競合他社との商品の違いやバリューを第三者目線で紹介してもらえます。その上で、ユーザー様に商品/サービスの魅力がうまく伝われば、購入や申込みにつながります。比較サイトの多くは検索エンジン経由で集客していますので、比較サイトへ掲載したいと思った場合、SEOとの関係は切り離せません。

③新規顧客獲得の取りこぼし、機会損失を防げる

SEOサイトを運営している媒体様の中には、商品やサービスの名称(商標名)で記事作成をしてくれる方もいます。仮に自社商品の購入を検討しているユーザー様が商品名でWeb検索をした際、公式サイトしか情報が出てこないと、もしかしたら世の中にあまり出回っていない商品なのかな、と購入を躊躇ったり、良い口コミが出てこないからなどの理由で購入を諦めてしまうこともあるかもしれません。SEOサイトを運営しているメディア様に、積極的に商品/サービスの良さを伝えて商標キーワードを活用した記事を作ってもらえば、そういった機会損失を防げる可能性があります。すでに商品/サービス名を知り検索までしてくれている顕在層の方へ、購入の後押しをするため、SEOサイトを活用していきましょう。

SEOサイトへ掲載するデメリット

SEOサイトはうまく活用すればアフィリエイトの成果を伸ばすことができる一方で、注意すべきこともいくつかあります。ここでは主に2点、挙げていきます。

①成果数(売上)が上下する可能性あり

検索エンジンはユーザー様に適切な情報を届けるために、常にサービスを改善し続けています。改善の一環で、検索結果を決めるためのルール(アルゴリズム)の見直しを定期的に行います。アルゴリズムが変わることは、検索結果ページで上位表示するWebサイトが変わることを意味します。そのため、SEOサイトへアフィリエイト広告を掲載している場合は成果数(売上)にも影響します。仮にとあるキーワードで検索結果上位のサイトに広告掲載をしていたとして、アルゴリズム変更によりそのWebサイトが検索結果画面からいなくなってしまえば、途端に広告が見られなくなることにつながるからです。

アフィリエイト広告で毎月コンスタントに同じくらいの成果を獲得していきたい場合には、 SEOサイトのアルゴリズム変更がいずれ起こることを踏まえ、まだ検索結果上位ではないサイトや、SEO以外の別の集客経路のサイトでも掲載しておくなどのリスクヘッジが必要です。

②広告枠への競合性が高い

比較サイトは広告掲載できる枠に限りがある上、特にビッグキーワードで上位のサイトについては掲載したい広告主様も多く、掲載の依頼をしても、ときには掲載を断られてしまうケースもあります。掲載ができたとしても、高い成果報酬(特別単価)や、成果報酬以外の掲載費用(月額の固定費等)を求められ、CPAが高騰することもあるので、費用対効果を加味した検討が必要です。自社で扱う商品/サービスに類似する競合他社が多い場合は特に、SEOサイトの運営者様が掲載したくなるような魅力的な商品力をつけたり、掲載条件を工夫して、戦略的に掲載にこぎつけていくことが必要です。

以下の記事も参考にしながら、良い広告になるよう中長期的に条件を揃えていきましょう。

タイトル
【広告主様向け】アフィリエイトの媒体様が広告を選ぶ基準を学ぼう

アフィリエイト広告を開始してからしばらく経っても、当初思っていた通りに掲載が進まない、もしくは毎月一定数の成果件数から更に伸ばしたいけどどう運用すれば良いか分からない、そんな広告主様もいらっしゃるのではないでしょうか。

掲載までのステップ

SEOサイトへ効率よく広告を掲載していくには、ASP経由で掲載希望のサイトにアプローチする必要があります。

【掲載までのステップ】
1、掲載したいサイトを探す
2、掲載の交渉
3、掲載開始

一般的な掲載サイトの探し方をご紹介します。

  • 自分たちでリストアップする
  • ASPへ聞く

自分たちで掲載先を探す場合、どういったキーワードで情報検索するユーザー様へ広告を見てもらいたいのかを考え、そのキーワードの検索結果で上位表示しているサイトをリストアップしていきます。上位表示しているSEOサイトの中にはアフィリエイト広告の掲載を受け付けていないサイトもありますが、判断が難しい場合はASPの担当者へ相談してみてください。すでにリスティング広告を出稿し成果の獲得が見込めるキーワードを把握している場合は、そのキーワードをもとにSEOサイトをピックアップしていく方法も有効です。

掲載希望サイトをピックアップできたら、ASP経由でそれぞれの媒体様へ掲載の交渉をしていきます。掲載の了承が取れたサイトがあれば、ASP管理画面上で提携(※)作業を行い、記事ができ次第掲載開始です。

※提携
広告を掲載できる状態にすること。

なお、ASPへ広告登録を済ませておけば、SEOサイトを運営している媒体様側から掲載希望の申請が届くこともあります。ただ、それを待つだけでは思うように掲載や成果数が伸びていかないことも多いので、今回紹介したように、広告主様側から掲載したいサイトへアプローチしていくことも成功のための重要な業務になります。

掲載時の注意点

掲載時に注意すべきことがいくつかありますので説明させていただきます。これらはSEOサイトへの掲載に限ったことではないですが、留意の上で掲載を増やしていくことがおすすめです。

①商品提供・特別単価が必要なケースもあり

SEOサイトへ掲載の交渉をしていく中で、掲載する条件として、実際の商品を提供してほしいと依頼されるケースや、特別単価を求められるケースがあります。商品提供は、よりユーザー様の目線に立って商品紹介をしてもらうためにも、積極的に協力していくのがおすすめです。特別単価については、予算やCPAが許せば了承してあげるのが良いですが、提示された単価の検討が難しい場合、折り合いのつく金額を探るコミュニケーションが必要になります。

②掲載後、すぐ成果に繋がらないこともあります

検索結果上位にあるWebサイトであれば、掲載後すぐ成果発生が見込めることが多いですが、商品/サービスのターゲットとサイトの集客キーワードがずれていたり、掲載方法が要因となり成果が出ない可能性もあります。その場合は、そのサイトで広告のクリック数は増えているのか等を確認しながら、どこでユーザー様が離脱しているのかを分析し、中長期的に改善の上成果を発生させていく必要があります。ただ、アフィリエイト広告については掲載方法はあくまで媒体様側の任意になり、あまり強制的に記事を修正させることができません(誤った情報や、薬機法・景表法に抵触する表記を除き)。そのため、あまり1つのサイトだけに成果を求めたり、こだわりすぎず、複数のサイトに掲載を広げることに注力しながら、成功事例が出たらそれを横展開していくほうが、効率的に成果獲得ができる可能性があります。

③掲載時のルールを決め、掲載ページ管理は自社で行いましょう

基本的に媒体様側の任意で記事作成の上、掲載開始するのがアフィリエイト広告です。そういった特徴からか、掲載完了に報告の必要がないと思っている媒体様も多くいます。その他にもアフィリエイト広告には景表法や薬機法など気をつけるべきルールが多く存在しています。リスク少なくアフィリエイト広告を運用していくためには、以下を決めた上でASPや媒体様へ伝え、しっかりコミュニケーションを取りながら掲載していくことがおすすめです。

  • 掲載時の表記ルール
  • 掲載時いつ報告がほしいのか(掲載開始前/掲載完了後など)

広告の効果分析の際や表記修正を依頼する際などに困らないよう、どのサイトがどのページで広告を掲載してくれているのか、URL等を自社で把握・管理しておく必要があります。その点も踏まえ、媒体様には掲載時にしっかり報告してもらえるように、予め周知しておく運用がおすすめです。

まとめ

今回はアフィリエイト広告の王道、SEOサイトについて詳しく特徴を説明しました。現在は検索エンジン以外にも、SNSや別のプラットフォームなど情報収集、購入/申し込みのきっかけとなるチャネルがWeb上に増えています。そうはいっても、検索エンジンは便利で利用者の絶えないインフラになっているため、まだまだ広告掲載していく価値は十分にあります。

アフィリエイト広告を始めたらぜひ注力していただきたい掲載先なので、今後のマーケティング活動の参考にしてください。

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